ラリックと櫛かんざしジャポニズム美意識の交流展

澤乃井櫛かんざし美術館創立20周年記念

フランスの工芸作家ルネ.ラリック(1860-1945)は、19世紀末に起こった「ジャポニスム」の影響を強く受け、芸術性の高い作品を数多く生み出しました。中でも櫛かんざしといった日本古来の装身具からの影響を見て取れ、自然や日常のモチーフを写実的かつ活き活きとした表現を生み出しました。それはラリックが50歳を境にジュエリーからガラス作家に転身した後もその美を追求する姿勢は変わりませんでした。

一方で日本の工芸の粋を凝縮した芸術品といえる櫛かんざしなどの装飾品が最も工芸的技術が高い水準に達した江戸時代。その後開国を機に、日本の装飾文化も徐々に西洋文化の影響を受けることで変化していきます。

本展では、世界屈指のラリック作品のコレクションを所有する箱根ラリック美術館のご協力を得て、ラリックの櫛をはじめとした装飾品やガラス作品を、澤乃井櫛かんざし美術館所蔵の逸品とともに展示をいたします。ジャポニスムという時代を経た日仏の美意識の交流をご覧に入れる展覧会。

「ラリックと櫛かんざしジャポニズム美意識の交流展」
澤乃井櫛かんざし美術館創立20周年記念

会期:2018年10月3日~11月18日
会場:澤乃井櫛かんざし美術館

■主催:澤乃井櫛かんざし美術館
■後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、Musée Lalique、ラリックジャパン株式会社、青梅市観光協会、青梅商工会議所、御岳登山鉄道
■特別出品:箱根ラリック美術館
■協賛:小澤酒造株式会社、株式会社ガスエナジーいわき アルテエナジコ事業部
■企画協力:株式会社ガスエナジーいわき アルテエナジコ事業部

作品紹介